禁止事項と必要事項、ひやりとした盲点
手術する前と後で、いくつか禁止事項があります。
手術前の禁止事項としては
・1ヶ月前からの喫煙、飲酒
・1ヶ月前からのホルモン注射
手術後の禁止事項としては
・診察日の前に傷跡を濡らすこと(お腹のところは一応防水テープがあるけどシャワーのみと先生に言われた)
・術後1ヶ月経つまで激しい運動
あとは退院日に看護師が薬の説明と飲み方を教えてくれるので、守りましょう。
同時期に退院した人たちの薬を見たけど、個人個人違いました。
薬の袋には英語で飲み方が書いてあります。
お風呂に関しては退院日に詳しくおしえてくれます。
手術前の喫煙禁止ですが、わたしは守った方がいいと思います。
タバコってかなり傷の回復を遅らせるらしいですね。
非喫煙者なら縫えば治る傷でも喫煙者だとそのまま壊死してしまうとか…
血管の細いところだとその差はより顕著にでるみたいです。
実際、禁煙できなかったー!と言う人のドレーンを見たら明らかに血液ドロドロ……
見た目だけでこんなにちがうの?!って驚きました。
容器への血液のつき方が全然ちがうんですよね…
わざわざ禁止事項として書かれているので、守るだけの理由があるということで。
ヤンヒーの場合、公式HPを見ると手術に際しての要件として
・英文の診断書(日本の精神科医のもの。それに加えて入院日にヤンヒーの精神科医2名による診察をうける)
・1年以上のホルモン治療
・1年以上男性として生活していること
があります。
日本の精神科医には下2つを交えて診断書を書いてもらうとスムーズです。
病院によって必要事項は異なるみたいなので、希望する病院に要確認です。
あとはわたしたちの過失として、盲点だったのが痛み止めでした。
タイで飛行機を降りてホテルについたとき、頭が痛いということで飲んじゃったんですね、痛み止め。
痛み止めを飲んだ次の日に診察してもらってるとき、飲んだことを言ったら日本語スタッフの表情がサッと変わりました。
わたしは診察室まで入っていないけど、診察室の中では医師と看護師で軽く会議のようになったらしいです。
一錠を一度だけ飲んだってことで手術可能となりましたがひやっとしました。
全身麻酔をするのでアスピリンが含まれている薬はダメなようです。
結局飲んだ薬をちゃんと確認したらアスピリンじゃなくてイブプロフェンが入っていたんだけど(笑)
イブプロフェンなら問題ない、って麻酔科の先生が言ってたけど、なるべく薬は飲まない方がよさそう。
タイまで行って精神科の先生の診断も受けて、薬飲んだから麻酔できません!ってなったら悲しすぎる…
禁止と言えば、退院後ゾウに乗ることもダメって言われました。
ゾウ、乗りたかったな…
ゾウに乗ると左右にバランスをとるので、腹腔鏡の傷が完治してないと良くないそうです。
バンコクのバスのほうがよっぽど揺れてるけどね…笑
同じタイミングで手術した人は、退院後ゾウに乗ってました。
結局すべて自己責任です。
どうしても乗りたい人はご自由に。
ただしゾウに乗れるところは蚊が飛んでるのと、ゾウの写真を撮るだけでチップを要求されることは覚悟しておきましょう(写真とったら300バーツって言われたと聞きました)